2015年07月27日
天草砥
先日手に入れましたこれ、さてなんでしょうか? まあタイトルに書いてあるとおりなんですが。
一見すると木片のようですね。
水で洗ってみたらきれいな年輪が…
実はこれ砥石なんです。天然の岩石から切りだされたままなのでカッターの刃跡が年輪のようにくっきりです。
天草四郎で有名な熊本の天草で産出される天草砥石です。ホームセンターさくもとで1,084円也。一つしかなかったので衝動買いしてしまいました。
そのままでは使えませんので面出し(平面に)します。ダイヤモンド砥石でガリガリゴリゴリ…
できました。きれいな地層がくっきり。結構なザラザラ感は中砥くらいか。
この石は普通の石ころのようですが、京都産仕上砥石のコッパ、天然砥石を切り出す際に落とされた砥石の破片です。
裏は面出し済みなのでつるつる。天草砥とはぜんぜん違います。この砥石が立派な形なら数万円はするんでしょうが、これはひと箱まとめて数百円のものをネットで購入。
名倉として使います。このように砥石どおしこすり合わせて砥汁を出してから刃物を研ぎます。研いでいる画像は撮り忘れましたが、よ~く切れる切り出しになりました。この名倉の砥汁なら仕上用としても使えそうです。天然って本当にいいですね。
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