錆だらけの古い鉈を再生してみた #5

mumumumu

2017年10月16日 15:13



いつまでもほったらかしにできないので、そろそろ仕上げに入ります。

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グラインダーで形を整えて、砥石を使って刃をつけました。

もともと21cmもある長い鉈だったので、以前、短くするついでに剣鉈風に刃先をカットしたりもしましたが、あれこれ考えて結局この形に落ち着きました。

鉈を切ったり削ったりするのはけしからん!鍛冶屋で直すのが正当だ!という方も中にはいらっしゃいますが、今どき鍛冶屋なんて近所にありませんしね。

朽ち果てた鉈を使える道具として復活させ、手入れをしながら大切に使ってこそ刃物も生きてきます。







使った砥石はこれ。左からダイソーで買った荒砥、家にあった荒砥、天草産天然砥(中砥)、そしてキングの仕上砥石です。







そして柄に目釘を通す穴をあけて











装着しました。目釘がどこに行ったのか見当たらないのでこれは後日ということで。

この鉈再生の記事は結構反響が大きく、私のブログ記事の中でもPVは上位に位置しております。また、グーグルで『鉈 再生』と検索すると、私のブログがトップに躍り出てくるという驚きの結果に… 本職の人に申し訳ない。

にもかかわらず、長い間ほったらかしにしてしまいまして、申し訳ありませんでした。

まだまだ手をかけるところはたくさんありますが、2013年11月に開始した錆びた古い鉈を再生してみよう!というプロジェクトはこれにて完とさせていただきます。ご覧いただきまして誠にありがとうございました。








そして次なる再生待ちの刃物はこちらです。なんと日本刀の残欠。

うちの蔵から出てきました。(嘘です







在銘です。『備中国呰部住為家(びっちゅうこくあざえじゅうためいえ)』と切られています。

昔の備中国(今の岡山)の呰部(あざえ)に住む為家さんが造った刀です。約350年ほど前に造られた刀だと思われますが、今は残念な姿になっています。

切っ先部分は短刀にしようとしたのか、私が手に入れた時には既に加工されていました。

再生といっても、三つに切断された刀を元には戻せませんので、それぞれの特徴を生かした道具として再生方法を考えてみたいと思います。さて、これまたうまく再生できるのでしょうか!?乞うご期待!


過去記事

錆だらけの古い鉈を再生してみた
錆だらけの古い鉈を再生してみた #2
錆だらけの古い鉈を再生してみた #3
錆だらけの古い鉈を再生してみた #4


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